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大坂なおみ敗退に涙を流した…観客「ナオミ!あなたは最低だ!」n

 テニスのBNPパリバ・オープン、女子シングル2回戦が12日、米インディアンウェルズで行われ、世界ランク78位の大坂なおみが同24位のシードのベロニカ・クデルメトバ(ロシア)に0-6、4-6で敗れた。試合中にヤジが飛び大坂は涙を流しながらプレー。試合後に観客席に呼びかける異例のスピーチを行う事態となった。



大坂は第1セットの第1ゲームで観客から心ないヤジを飛ばされた。


英BBCや米NBCなどの複数メディアによると「ナオミ!あなたは最低だ!」という英語による罵声だったという。


表情を一変させた大坂は、第1セットが終わると、主審に歩み寄り、マイクで観客にヤジを止めるように伝えたいと訴えたが、却下されて第2ゲームも落としてしまった。


動揺を隠せない大坂は、ついに試合中に泣き出してしまった。涙をぬぐいながらプレーを続けたが、コートチェンジの時に大会のスーパーバイザーと協議。試合後にスピーチを行うことが許可されたため、そのまま試合を続行したが、精彩を欠きストレート負けを喫した。


試合後には、クデルメトバの勝利者インタビューの後にコート上でマイクを持ち、涙で何度も言葉につまりながら、観客席のファンにこう語りかけた。


「私はただ(皆さんに)ありがとうと言いたかっただけなの。以前も、ここでヤジられたことはあった。そのときは何も気にならなかった。ここでビーナスとセリーナがヤジられている映像を見たことがある。あなたがまだそれ(ウィリアムズ姉妹がヤジを浴びるシーン)を見てないのなら、ぜひ見てほしい。理由はわからないけど、それが私の頭に浮かび何度も繰り返されてしまった」


大坂が抱くウィリアムズ姉妹の“トラウマ“とは2001年にこの大会であったヤジ事件だ。


ロサンゼルスタイム紙によると2001年の同大会では、ビーナスとセリーナが勝ち進み、準決勝では、ウィリアムズ姉妹対決が実現するところだったが、ビーナスが膝の故障で試合直前に棄権。直後に人種差別的なヤジを受けたという。セリーナが不戦勝で決勝へ進み、キム・クライシュテルスと対戦するためにコートに立つと観客はセリーナにブーイングを浴びせ、その試合を観戦するため、観客席に姿を見せたビーナスと父のリチャード氏もブーイングを浴びた。当時、19歳のセリーナが優勝を果たしたが、この事件にショックを受けて2015年まで、この大会でプレーすることはなく姉のビーナスも2016年までこの大会に参加しなかった。


CNNによると「セリーナは2015年にインディアンウェルズの大会に復帰する前に『14年前(2001年)の経験は、これまでで最も大きな試合に敗れたような思いとして残っていた』と語っていた」という。


当時、ブーイングを飛ばした観客席を多くの白人が占めていたこともウィリアムズ姉妹の心を苦しめたとされている。ウィリアムズ姉妹が、それほどの“トラウマ“を受けた同じ場所でのヤジを大坂は、頭のどこかでフラッシュバックしてしまったのだろう。


WTAインサイダーのツイッターによると、一方の勝者のクデルメトバは、大坂が浴びたヤジや涙については触れず「ナオミとは対戦したことがなかったので素晴らしい選手と対戦できたことは凄くいい経験となった。何を改善できるのか、何を改善する必要があるのかがわかった。今日は本当に上手くプレーできたし、これからもこのようにプレーしていきたい」とコメントした。


ロシアがウクライナへの軍事侵攻を行ったことで、ロシア選手は主だった国際大会から除外されているが、テニスでは、国旗、国名などを示さず個人参加としての出場が認められている。


海外メディアは、この大坂のショッキングな涙について大々的に報じた。


BBCは、「元世界1位の大坂がヤジを受けて敗戦に涙」との見出しを取り、ヤジが飛んだ様子や、2001年のウィリアムズ姉妹の悲劇を思い出したという試合後のスピーチを紹介した上で、「大坂の2回戦敗退は、昨年の全米オープンで3回戦敗退し、その後、無期限の休養を続けて復帰して以来、最も早い敗戦となった」と伝えた。


さらに「このときの休養は試合後のメディア対応を望まないと発言して全仏オープンを欠場してから2度目のもの。彼女は2018年の初めてのグランドスラム優勝以来、メンタルヘルスの問題と苦闘してきたことを明かした。24歳は開会式で聖火を点灯させた昨夏の東京五輪で復帰する前にはウィンブルドンを欠場している」と、この1年間、コート外の問題と対峙してきた大坂の苦悩を説明している。


ロサンゼルスタイムズ紙は、「大坂がヤジを受け、ウィリアムズ姉妹が耐え忍んだ侮辱を思い起こさせる」との見出しを取り報道。NBCニュースも、今回の問題を詳しく報じた上で「テニス界におけるプレッシャーは過去に大坂にとって活動停止の要因となってきた。昨年、大坂はテニスから休養を取ることを発表していた」などと伝えた。CNNによると(ヤジを飛ばした)観客が判明したか、大会施設から追い出されたかは明らかになっていない」という。


また対戦相手のクデルメドバのロシアメディアも、この問題を取り上げた。


「チャンピオンナット」は、「世界で最も裕福なアスリートがインディアンウェルズでのトーナメントで負けた後に涙を流した。いったいどうしたのか?」という表現を使って伝え、詳しく試合内容やヤジを浴びた大坂の様子や試合後スピーチをレポート。


今大会前の会見で大坂が、「正直に言うと、私は今、平穏な状態で素晴らしい気持ちでいる。今大会で成功したい。最善を尽くしていることを理解することが重要で、オーストラリアでも、その気持ちを持っていた」と語っていたことを紹介した上で、「クデルメトバとの試合が示したように大坂の調子は、まだ完璧とは程遠い」と厳しい論調を展開させた。

大坂なおみ敗退に涙を流した…観客「ナオミ!あなたは最低だ!」n 大坂なおみ敗退に涙を流した…観客「ナオミ!あなたは最低だ!」n Reviewed by RichKid on 3月 14, 2022 Rating: 5

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