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長友の低調なパフォーマンスに批判集中の森保Jの“左サイド論争”…明日正念場のサウジ戦na

 百戦錬磨のベテランか、成長著しいレフティーか。左サイドバックの先発を巡る論争を抱える森保ジャパンが明日2月1日に埼玉スタジアムで、カタールワールドカップ・アジア最終予選の正念場となる首位サウジアラビア代表との第8戦を迎える。



30日には、低調なパフォーマンスに批判が集中している長友佑都と、27日の中国代表戦でアシストを記録した中山雄太がオンラインでメディアに対応した。森保一監督が、システムも先発メンバーも変えないのはほぼ確実と見られる。だが、この試合に敗れるとサウジアラビアの出場が決定し、日本は3位のオーストラリア代表と入れ替わる形で自動的に出場権を得られる2位から転落の可能性が出てくる。


結論から先に言えば、森保監督は中国戦からシステムも先発メンバーも変えずに、無敗でグループBの首位を快走するサウジアラビアとの再戦に臨むだろう。


サンフレッチェ広島監督時代から、指揮官は「勝っているチームはいじらない」なるサッカー界の格言を実直に踏襲してきた。実績に基づいた序列を先発メンバーの選定に反映させる采配を含めて、代表チームでもほぼそのまま実践している。


逆を言えば、負けて初めて動く。10試合中7試合を終えたアジア最終予選を振り返れば、2つの黒星を喫した直後の一戦でチームに変化が加えられている。


昨年9月のオマーン代表との初戦で敗れると、続く中国戦で復帰者や怪我人を除いた9人のうち2人を代えた。具体的にはトップ下で鎌田大地ではなく久保建英が、左MFでは原口元気ではなく古橋亨梧がそれぞれ先発した。


久保を負傷で欠いた昨年10月のサウジアラビア戦では、再び鎌田がトップ下で先発。左MFには南野拓実が怪我から復帰するも、バックパスを相手に渡すボランチ柴崎岳の痛恨のミスが響いて0-1で敗れた。


敵地ジッダから帰国し、埼玉スタジアムにオーストラリアを迎えた第4戦ではシステムを4-2-3-1から4-3-3へ変更。中盤から鎌田と柴崎が外れ、遠藤航をアンカーにすえ、その前方のインサイドハーフに守田英正と田中碧が指名された。


負ければ後がなかったオーストラリア戦を2-1で制すると、11月シリーズの2試合と27日の中国戦でも4-3-3を継続。出場停止および怪我人を除いて先発メンバーも固定され、常連だった鎌田に至っては今シリーズで招集外になっている。


オーストラリア戦から4連勝をマークした日本は、カタールワールドカップ出場権を自動的に手にできる2位に浮上している。昨秋来の流れと森保監督の采配や性格を踏まえればサウジアラビア戦でもシステム、先発メンバーはまず変わらないと考えていい。


一方で中国戦を機に、左サイドバックの先発を巡る論争がさらに過熱した。


3大会連続でワールドカップに出場している百戦錬磨のベテラン長友か。それとも、5試合連続で長友との交代で投入されている東京五輪代表のレフティー中山か。先の中国戦で後者がアシストという結果を残した状況で、左サイドバックで必ず交代枠を使う采配への批判を含めて、世代交代を求めるファン・サポーターの声が激増した。


渦中の当事者たちは、どのような思いを抱いているのか。


追う立場の中山は交代直後に放った絶妙のクロスで、MF伊東純也のヘディング弾をアシストした後半16分の場面を「相手の守備の意識が低く、自分がフリーでクロスを上げられる時間があった」と振り返りながらこう続けた。


「最終予選でまだ先発で出られていないことへの悔しさと、同時に自分に足りないものがあるからこそ先発が実現していないという思いがあるなかで、そこを埋められるかどうかで日々もがいている。ライバルどうこうよりも自分自身がさらに成長することが、結果としてチームの総合力アップにもつながると思って取り組んでいます」


森保監督からは試合ごとに投入される上での狙いこそ示されるものの、先発している長友と決まって後半途中に交代する意図は説明されていない。


28日の練習中につま先を痛めるも大事に至らず、この日から復帰した中山は「そこは森保監督に聞いていただければ」と語り、あえて自らへベクトルを向けた。


「僕がもっと上手くなれば先発で出られると思っているので。とらえられ方によっては先発に貪欲になっていないと思われがちですけど、決してそうではない。先発というのはあくまでも結果でしかない。先発をいかに自分へ手繰り寄せるか、というのは成長を求める自分の行動でしかつながっていかないものだと思っているので」


追われる立場の長友はどうか。国際Aマッチ出場試合数を歴代2位の「132」に伸ばしている鉄人は、メディアによる報道やインターネット上で自身への批判があふれ返る状況へ、笑顔を浮かべながら「ありがたい限りです」と感謝した。


「厳しい批判や意見のなかに、自分を成長させてくれるチャンスが眠っている。自分自身を俯瞰的に見なくても、僕をいろいろな角度や視点から見ていただける。日本代表を背負って戦う以上は、ダメならば批判されて当然だと受け止めているので」


2008年5月からA代表に名を連ねてきた長友は、何人もの挑戦をはね返してきた。そのなかでも左利きで、身長181cm体重76kgとサイズも兼ね備える中山は、長友の目に「あそこまで落ち着いて見ていられる選手はなかなかいない」と映る。


「競争が生まれていくのは、素晴らしい状況じゃないですか。競争がなければ人は慢心するし、成長を止める、一番危険な状況になってしまう。なので、雄太(中山)のような若くて、いい選手が出てくると自分のなかでよりいっそうエネルギーが沸いてくる。何よりもチームとして勝ちたいし、ワールドカップに行きたい。だからこそ、この前の中国戦で雄太が素晴らしいアシストを決めたときも純粋に喜べました」


アジア最終予選で史上4人目となる3試合連続ゴールを決めて、すべてを勝利に導いた伊東が君臨する右サイドと比べて、4-3-3システムのなかで南野と縦関係を組む左サイドが機能不全に陥っている状況も、長友への批判を集中させている。


左ウイングの位置よりも中央で、大迫勇也(31・ヴィッセル神戸)の近くでプレーしたがる南野の思いを理解。自らは左タッチライン際で幅を取るプレーに徹するも攻撃に上手く絡めず、後方に生じるスペースを守田がカバーする展開を強いられてきた。


効果的なクロスをなかなか放てず、パスを受けても出しどころに困っては失うか、あるいはボールを下げる場面が目立つ現状に対して、長友自身もダメ出しした。


「正直、もっと崩したいと思っているところで、一番は僕がもっと躍動しないとダメ、という話ですよね。僕がもっと動いて左サイドを制圧できれば、すごく厚みのある攻撃ができる。その左サイドが停滞しているのは、すべては僕の責任だと思っています。拓実(南野)には中でゴールに絡む仕事をさせてあげたい。そこで僕がすべて打開できれば何の問題もないし、批判もされない。そこはしっかりと受け止めないといけない」


代表に選出されれば選手は名誉に感じるし、先発に指名されれば現状におけるベストをピッチ上で表現しようと意気込む。ウイングプレーヤーではない南野が必死に試行錯誤を重ね、長友があれこれと後方支援を思案しているのはその一端だ。


2-0で勝利したとはいえ、中国はさらに多くのゴールを奪えた相手だった。特に長友と南野の左サイドが結果を残せなかった以上は、選手をシステムに当てはめるだけでなく、上手く機能する組み合わせを考え出すのも監督に求められる仕事になる。


しかし、残念ながら現状ではそうした跡は伝わってこない。リベンジを期すこの状況でサウジアラビアに返り討ちにあい、埼玉スタジアムで2大会連続6度目のワールドカップ出場を決められれば、グループBの2位を巡る状況も一気に暗転する。


3位で追走するオーストラリアとの勝ち点差は、わずか1ポイントしかない。得失点差では「+9」に対して「+4」と大差をつけられている日本は、同じ2月1日に敵地でオマーンと対戦するオーストラリアの結果次第では、カタール行きの切符を自動的に手にできる2位からプレーオフに回る3位へ転落するおそれがある。


さらには敵地で3月24日に待つオーストラリアとの直接対決で、絶対に勝たなければいけないプレッシャーにも直面する。3位のまま最終予選を終えればアジアプレーオフ、南米5位との大陸間プレーオフと、ともに一発勝負のイバラの道が待つ。


左サイドバックが焦点となっている先発メンバーの人選を含めて、森保監督は連勝が途切れるまでおそらく動かない。ただ、重い腰を上げざるをえなくなったときには、7大会連続7度目のワールドカップ出場へ向けて非常事態が発生している。

長友の低調なパフォーマンスに批判集中の森保Jの“左サイド論争”…明日正念場のサウジ戦na 長友の低調なパフォーマンスに批判集中の森保Jの“左サイド論争”…明日正念場のサウジ戦na Reviewed by RichKid on 1月 31, 2022 Rating: 5

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