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豪州の人々がジョコビッチにいら立つ理由…豪州入国ビザ取り消し問題が世界に波紋di

 新型コロナウイルスのワクチン接種免除の書類不備のため、豪州メルボルンのタラマリン空港に到着後に国境警備隊に入国ビザを取り消されたテニスの世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチが、豪州の連邦裁判所に異議を申し立て10日の午前10時まで国外退去などの措置が保留されることが明らかになった。 



スカイスポーツなど複数のメディアが報じたもので、大会4連覇のかかる全豪オープン出場のためメルボルンにフライトしてきたジョコビッチは、最終審理の行われる週明けの10日まで、メルボルン市内のホテルに隔離された状態で留まるという。


昨年の全豪オープン覇者であるジョコビッチは医学的理由でワクチン接種の免除が認められたとし、事前に接種免除の申請を出し、二つの医療専門家委員会による審査をへて全豪オープンの大会主催者も認めていたが、国境警備隊はワクチン接種を免除するための証明に不備があったことを理由に入国を許さなかった。


最終的にどんな結論が出るかはわからないが、母国のセルビア国内ではファンによる抗議活動が起きるなど、世界中に波紋が広がっている。


英ガーディアン紙は「彼のビザの何が問題だったのか?」として今回の問題の裏事情を解説した。


「複雑な詳細はまだ明らかにされていないが、国境警備隊は、ビクトリア州の手続きにのっとっていないように見える。ジョコビッチのワクチン接種の医学的免除の申請の根拠については分からないが、豪州テニス協会は、連邦政府から、豪州に隔離手続きなしで入国したい場合、新型コロナウイルス感染経験は、ワクチン接種と同等の扱いにはならず、認可理由にならない旨を1度以上伝えられていた」と紹介。


さらに「豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)は、ビクトリア州政府と豪州テニス協会が整備した手続きを承認しなかった。ジョコビッチが医学的な免除書類を持っていようとも、実際のビザ申請は連邦政府の案件だった。これはカレン・アンドリュース内務大臣、もしくはスコット・モリソン首相に判断が委ねられることを意味する」と説明した。


ジョコビッチは、空港から入国管理局によって運営されているメルボルン市内のホテルに移送されたが、コーチのゴラン・イバニセビッチ氏を含め、ジョコビッチに同行していたサポートメンバーは問題なく入国を認められたという。


また同紙は、「テニス界はどのように反応したか?」として関係者の反応コメントを掲載している。


全豪オープンの元大会ディレクターだったポール・マクナミー氏は「ジョコビッチの扱われ方にショックを受けた」と語り、女子シングルス世界ランキング1位のアッシュ・バーティーは、ジョコビッチの(医学的理由による)免除を認可した全豪オープン主催者の判断について「難しいものだと思う。豪州の人々にとってどれだけ厳しいことだったかを理解している。特にビクトリア州の人々はこの18カ月、2年の間本当に大変だった。彼らが(ジョコビッチの免除)判断に、なぜいら立ちを見せているのか理解できる」とコメントした。


また同紙は、ジョコビッチの父親が、記者会見を開き、今回のビザ取り消し処分は「セルビアを踏みつけることが狙いだ」と語ったことを取り上げた。


ベオグラードでは、ジョコビッチの解放を求めるファンの抗議活動が大々的に起き、セルビア大統領も「国全体が彼をバックアップする」と主張したことを紹介した上で、ジョコビッチの父親の発言を掲載した。


「セルビアを踏みつけることを狙いとした『政治的目的』の犠牲となっている」


父親は「誰にも、豪州政府にさえも、彼は負けることはない」と強調したという。


また英BBCは、世界6位で全豪オープンの前哨戦に出場中のラファエル・ナダル(スペイン)らトップ選手の反応に注目した。


ナダルは、「もし彼が望めば、彼は全豪で問題なくプレーすることができていただろう。彼は自分で決断した。全員が、その決断を自由に選択できるが、何らかの結論を招くことになる。もちろん、今起きている状況は望んでいることではない。ある意味で、彼を気の毒に感じている。だが同時に彼は何か月も前からこの状況を理解していて、そして、彼がその決断を下したのだ」と、ワクチン未接種のジョコビッチに批判的な意見を口にしたという。


またワクチン未接種のため全豪オープン出場を認められなかったテニース・サンドグレン(米国)は、当初、ジョコビッチだけが特別に全豪オープン出場を認められていた状況に「『政治的判断』が取られたと思う」と語り、豪州テニス協会とビクトリア州保健局関係者が取ったジョコビッチへのワクチン接種免除手続きについても疑問を抱いているという。


ジョコビッチがこのまま出場しなければ全豪オープンで第1シードとなる全米オープン覇者のダニール・メドベージェフは、「彼がルールに則って公平な免除を受けたのであれば、ここにいるべきだ。もし彼がそうでないならば、ここにいるべきではない。簡単なように聞こえるが、実際はとても難しい。この問題の中身について私は何も知らないから、自分のことにただ集中している」と複雑な心中を明かしている。


10日に最終結論が下されるが、国外退去になるにしろ、逆転、入国が認められて全豪オープンに出場することになるにしろ、さらに波紋を広げそうだ。


英BBCは「もし彼が月曜日に国外退去に対する申し立てで勝ち、全豪オープンで10度制覇の最多記録を伸ばして男子グランドスラムタイトル数で21勝の記録を目指すことができれば(ワクチン未接種の)彼への揶揄を連呼するファンたちからブーイングを飛ばされ、彼が収容されているホテルの外で支援を振り掲げるファンたちから声援を受けることになるだろう。そして、もし彼が申し立てに敗れれば、彼は次の大会で(ファンに声援を求め)再び耳に手を当てていることだろう」と記している。

豪州の人々がジョコビッチにいら立つ理由…豪州入国ビザ取り消し問題が世界に波紋di 豪州の人々がジョコビッチにいら立つ理由…豪州入国ビザ取り消し問題が世界に波紋di Reviewed by RichKid on 1月 07, 2022 Rating: 5

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