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4年連続の内水氾濫「家を買ったときは聞いてなかった」…内水氾濫とはd

 九州各地を襲った季節外れの記録的な大雨。浸水被害に見舞われた佐賀県武雄市や福岡県久留米市では、小康状態となった16日も住民の避難が続いた。大雨は17日以降も続くとみられる。被災した家屋の片付けも進まず、住民たちは疲労と不安が入り交じった表情で天を仰いだ。



六角川の氾濫で浸水が拡大した佐賀県。国土交通省によると、推定約5800ヘクタールが浸水し、災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が救助活動に当たった。16日で解消したが、武雄市の家屋被害は2019年8月の大雨を上回っており、住民生活に甚大な影響を及ぼしている。


「これまでだったら15日の晴天で避難は終了だったのに…」。武雄市文化会館に身を寄せる池上泰子さんは、雨脚が時折強まる外を眺めてつぶやいた。



避難を始めたのは14日。一時は自宅の床上ぎりぎりまで水が押し寄せた。1人暮らしのため、これまでも大雨の際には避難所を利用してきた。今回は長丁場を見越し、段ボールベッド用に厚めのシーツなどを持ち込んだ。「気を緩めず、まず目の前の危機がなくなるまでとどまりたい」


大町町の総合福祉保健センター美郷にも多くの町民の姿があった。今村佳代子さんは「一体、いつまで降り続くのか。もううんざり…」と疲れ切った表情。12日から避難しており「雨がやんでも自宅が片付くまで時間がかかる。しばらくはこの生活が続くかも」と話した。



筑後川の支流の水がはけず周辺にあふれる「内水氾濫」による被害が4年連続で発生した久留米市街地でも、水にぬれた家財道具を片付ける市民の姿が目立った。


同市津福本町の女性は「テレビや子どものおもちゃが駄目になってしまった」。自宅が床上浸水した同市梅満町の会社員の男性も「10年前に家を買ったときは、こんなに浸水する場所とは聞いていなかった。車が故障したため何もできない」と困り果てていた。



同市や隣の小郡市などでは広範囲にわたり農地も冠水。被害の調査は進んでおらず全体像は分かっていない。ビニールハウスのコマツナやミズナが全滅した小郡市の40代の男性は「これまでで一番ひどい。昨年より30~40センチ水位が高かった。冠水対策のブロック塀を水が越えてきた」と嘆いた。

4年連続の内水氾濫「家を買ったときは聞いてなかった」…内水氾濫とはd 4年連続の内水氾濫「家を買ったときは聞いてなかった」…内水氾濫とはd Reviewed by RichKid on 8月 17, 2021 Rating: 5

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