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熱海で土石流…被害は防げなかったのかta

 3日に土石流による大きな被害を出した静岡県熱海市では、1日から雨が降り続いていた。山を背にした被害現場は以前から土砂災害の危険性が指摘されていた。行政はどのように対応していたのか。被害は防げなかったのか。



土石流が確認された熱海市伊豆山地区は、JR熱海駅の北約1・5キロにあり、伊豆山から相模湾まで険しい地形でホテルや旅館も点在している。伊豆山から相模湾の間には、東海道新幹線の線路もあり、土石流は海沿いまで達したとみられる。


静岡県のハザードマップによると、土石流が確認された伊豆山地区は「土石流危険渓流」に囲まれ、急傾斜地崩壊危険箇所や地すべり危険箇所などが点在する。県から土砂災害警戒区域に指定されていた。


京都大防災研究所の釜井俊孝教授(斜面災害)によると、現場を含む熱海市一帯は溶岩の上に火山噴出物が積み重なっている軟らかく崩れやすい地質で、2013年に土砂災害が発生し、39人が犠牲になった東京都大島町(伊豆大島)の地質とよく似ているという。



釜井教授は「もともと地形に堆積(たいせき)物がたまっており、数百年ごとに土石流が起きてきた。それによって土地がひらけ、人が住み着くようになった」と指摘する。過去には1923年の関東大震災により、付近の小田原市根府川(ねぶかわ)で400人以上が亡くなる土石流が起きており、「今回の災害も想定外ではない」とした。


静岡県は1日、3日にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に大雨となる見込みだと発表した。2日朝には県内全市町に大雨警報が発令され、静岡地方気象台によると、熱海市には2日午後0時半に土砂災害警戒情報が発令された。



ただし、熱海市が発令していた避難情報は、警戒レベル4の「避難指示」ではなく、警戒レベル3の「高齢者等避難」。2日午前10時に発令したままで、警戒レベルの最も高い「緊急安全確保」を出したのは土石流が発生した後だった。


この対応はどうだったのか。静岡大防災総合センターの牛山素行教授(災害情報学)は、雨が短時間に集中して降ったわけではない点を重視し、「2日くらいにわたってそこそこの強さで降り続き、厳しく警戒するタイミングを計るのは特に難しい降り方だった」という。「警戒レベル3の避難情報は出していたわけで、全くのノーガードだったとはいえない」と、判断の難しさを指摘した。



同研究所の松四(まつし)雄騎准教授(水文(すいもん)地形学)は「雨のピークから数時間遅れて土石流が起きるのが、火山岩の地形でよくある土砂災害の特徴。タイムラグが起きることもしばしばあり、雨がやんでも安心できない」と指摘。「今回の現場は山麓(さんろく)に開発された宅地が並んでいる。斜面の上が急で、土石流が一直線に下りてくるため、地形的にも悪い条件が重なった。今回の雨が地盤を湿らせ、次に雨が降ったときに今回より少ない雨で崩れる可能性もあるので注意が必要だ」と呼び掛けている。


熱海市の斉藤栄市長は3日の記者会見で、あらかじめ高いレベルの避難情報を出しておけば良かったという考えはないかを問われ、「災害が起こったことを考えれば、全くないとは言えない」と述べた。



本当に「想定内だ」と主張するならSNSや動画配信など山ほど発信する手段があります、災害が起きる前に警鐘を鳴らしてください。起きてから言うなら学者さんでなくても子供でも言えますよ。


行政からの避難指示がなくとも危険を察知できる知識や防災意識の普及こそが課題です、行政側に正確無比な避難指示を期待するのは間違ってます。

熱海で土石流…被害は防げなかったのかta 熱海で土石流…被害は防げなかったのかta Reviewed by RichKid on 7月 03, 2021 Rating: 5

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