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堀米雄斗、スケボー初代王者に…3回目から高得点そろえ日本が男子ストリート初代王者に

 世界ランキング2位の堀米雄斗が予選6位から躍進、40点満点中37・18点で、金メダルを獲得し、地元・東京で五輪初代王者に輝いた。



堀米は、各45秒間を2回滑る「ラン」で2・22点差の4位に。逆転を目指し、1カ所を選び大技を5回繰り出す「ベストトリック」では、得意とする板の前を弾いて宙に舞う「ノーリー」を中心に難易度の高い技を狙った。


3回目に9.35をマークし一気に暫定2位に。4回目に9・50、5回目に9・30と高得点をそろえ、頂点を奪った。


堀米は2018年に、世界最高峰のストリートリーグで日本人初の優勝を果たした第一人者。世界ランキング2位で、今年6月の世界選手権では同1位のナイジャ・ヒューストン(米国)を破って初優勝しており、金メダルの有力候補として五輪に臨んだ。



スケートボードは、今大会で追加種目となった新競技。ストリートはその名の通り、手すりや階段など街中を模したコースを舞台としており、ジャンプや回転などの「トリック」をする。各45秒間を2回滑る「ラン」と、1カ所を選び大技を5回繰り出す「ベストトリック」の2方式で40点満点で競う。


高校卒業後に渡米し、スケボーの本場を拠点にプロとして活躍する。世界最高峰ツアーの「ストリートリーグ」では、2018年に日本人初優勝。今年6月の世界選手権でも1位になった。


トップスケーターとして成功するのが、幼い頃からの目標だった。国内外でスポンサーを獲得し、昨年10月、ロサンゼルスに4LDKの豪邸を建てた。裏庭に練習場も併設し、スケボー漬けの日々を過ごす。小学生のとき、周りに笑われながらも公言した「アメリカに家を建てる」夢を実現した。



強さのひみつは、決勝でも見せた「オリジナル」のトリック(技)へのこだわりだ。その原点は、中学時代に参加した米国のアマチュアコンテストだった。


当時、国内では敵なし。日本ではミスさえしなければ勝てる実力だったのに、この大会では予選落ちした。世界で勝つには、他の選手がまねできない、難易度の高い技が必要だと痛感した。


「何万人のスケーターの中でどう目立てるか考えたとき、人がやっていないトリックなら注目してくれると思って。がむしゃらに新しい技を練習し始めました」



スケボーの技は、跳び方や板に立つスタンス、回る向きの組み合わせから生み出される。堀米が参考にしたのは、1990年~2000年代に流行したアメリカのスケーターだ。


堀米にスケボーを教えた父・亮太さんや日本代表の早川大輔コーチは、20代のころに自身が「かっこいい」と感じた映像を何度も見せたという。


当時の選手たちが低い縁石でやっていた技を、堀米は今、高い手すりの上でもやってのける。玄人好みの技を高いレベルで再現し、審査員の心を打つ。


早川コーチは言う。「雄斗は、もう僕らの伝説を超えちゃっているんです」



スケボーはストリートカルチャーを中心に広まった。今大会から五輪の新競技になったが、「スケボーってスポーツなの?」と疑問をもつスケーターも少なくない。


だが、堀米は大会前にはっきりと言った。


「地元で滑る一生で一度の機会。ベストの滑りで、金メダルを狙います」


会場の有明アーバンスポーツパークは、生まれ育った東京都江東区。地元開催の五輪で、また一つ、誰も成し遂げていない偉業を達成した。

堀米雄斗、スケボー初代王者に…3回目から高得点そろえ日本が男子ストリート初代王者に 堀米雄斗、スケボー初代王者に…3回目から高得点そろえ日本が男子ストリート初代王者に Reviewed by RichKid on 7月 25, 2021 Rating: 5

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