トッテナムFWソン・フンミンが、マンチェスター・ユナイテッド戦後に謝罪している。
11日に行われたプレミアリーグ第31節で、マンチェスター・Uと対戦したトッテナム。前半終了間際にソン・フンミンが先制点を奪ったが、後半には3失点。1-3で逆転負けを喫し、4位ウェスト・ハムとの差が6ポイントに広がっている。
ソン・フンミンはこの試合の34分、エディンソン・カバーニがネットを揺らす直前のシーンで、スコット・マクトミネイの手が顔に当たったとしてピッチに倒れこんだ。VARレビューの結果これがファウルだったとして得点は取り消しになったが、この行動には解説者ロイ・キーン氏が「もしあれがファウルならみんな家に帰るべき。選手があんな風に転がるなんて恥ずかしいな」と厳しい意見を述べるなど、批判の声が上がっている。
試合直後、ソン・フンミンはクラブ公式ツイッターのインタビューに応じると、泣き出しそうな顔でファンへ謝罪の言葉を述べた。
「今日の午後には本当に失望している。本当に何と言っていいのか分からない。本当に申し訳ないと思っている。いつも外やスタジアムから情熱を注いでくれている人たちは、本当に、本当にがっかりしていると思う。彼らは僕ら以上に失望していると思うし、本当に申し訳ないよ」
「(ため息をついて)あのゴールは気にしない。前の試合はケガから復帰してハーフタイムからの出場だったし、今日はどうしても勝ちたかったんだ。リードしていたのに引き分けた。特に今日のプレーならどうしても勝ちたかった。何と言っていいのか分からないよ……」
またリポーターから「6年間でたくさんのインタビューを見てきたけど、こんなに落ち込んでいるあなたは見たことがない……」と問いかけられると、悲しげな表情で言葉を続けている。
「本当に悲しい午後だよ。(顔をこすりながら)本当に、何と言っていいのか分からないんだ。こんなに落ち込んでいるのはおかしいし普通じゃないと思うけど、結果が大事なんだ。勝てば心から嬉しいし、負ければ2~3日は落ち込む。だから、そうだね。何と言おうとも、金曜日には立ち直らないといけないんだ」
なおトッテナムは、SNS上でソン・フンミンに対する人種差別的な罵倒があったことを発表。「プレミアリーグと共に全面的な調査を行う。我々はソニーの味方だ」と声明を出し、選手を人種差別から守ることを宣言している。
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