中国当局がミャンマー国軍にパイプラインの警備強化を求めたそうだ。これまで我関せずというスタンスでしらを切り通していた中国だが、とうとう尻尾を出したことになる。これに並行する形でミャンマー人が中国大使館への抗議や中国製品の不買を開始したそうだ。ようやくクーデターの黒幕の存在に気付いたようだ。
クーデターで国軍が実権を握ったミャンマーで、中国と非公開で行った会議内容が外部に流出し、関与したとされるミャンマー外務省職員2人が12日までに拘束された。地元メディア「イラワジ」などが伝えた。
この会議はクーデター後の2月下旬、オンラインで行われていたという。
イラワジによると、国軍との会議で中国側は、雲南省とミャンマー西部チャウピューを結ぶ内陸部の天然ガス・原油パイプラインの戦略的重要性を強調し、警備の強化を求めてきた。
国軍を擁護する中国に反発した一部のデモ隊が、中国に資源を送るパイプライン攻撃を主張しており、中国が警戒を強めていた。
中国は、米国の影響力も強いマラッカ海峡や南シナ海を経ずに、中東などからミャンマー経由で原油などを陸路で調達できるパイプラインを重視している。
中国側は会議で、ミャンマーでの反中感情を抑えるため、国内メディアに圧力をかけることも要求したという。国軍側の発言は明らかになっていない。拘束された職員は議事録作成などを担当したとされるが、実際に会議内容を外部に漏洩(ろうえい)したかどうかは不明だ。
ミャンマーでは国軍への批判を避ける中国への反発が拡大。最大都市ヤンゴンの中国大使館近くで抗議デモが起き、中国製品の不買を呼びかける声も上がっている。地元メディアによると、11日に起きたデモ隊への治安部隊の銃撃で犠牲者は12人に達した。中部ミャインで8人が死亡した。
中国が裏で圧力をかけていた…
ここまで露骨に出てしまうと嘲りの笑いしか出ないよな。表向きは不関与かのように装って、実際にはこうして裏で国軍に圧力をかけてたと。
ミャンマー人による制裁が始まりつつあるようだがな。中国大使館へのデモを実施したり中国製品の不買を呼び掛けたりしてるようだ。
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