アメリカの航空機メーカー、ボーイングが手掛ける旅客機「737MAX」。この運航停止措置解除後初の商用フライトがブラジルのGOL航空で実施されたと、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の公式Twitterが現地時間2020年12月9日(水)に投稿しています。
ボーイング737MAXは、2016(平成28)年に初飛行したロングセラー機737シリーズの最新モデルです。ところが同モデルは、2018年にジャカルタ、2019年にエチオピアで墜落事故が連続して発生したことから運航停止に。ボーイングはシステムなどの改修を行ったうえ、2020年11月にFAA(アメリカ連邦航空局)がこの停止措置を20か月ぶりに解除しています。
「フライトレーダー24」によると、ボーイング737MAXの復帰後初の商用フライトは、GOL航空国内線であるGOL4104便(サンパウロ発ポルト・アレグレ行き)。同サイトによるとこのフライトは、機齢2年のボーイング737MAX-8。機番「PR-XMB」が用いられているとのことです。
同航空は「最優先課題は常に顧客の安全」と訴えた上で、「この1年8カ月間、商用航空の歴史で最も包括的な安全審査を目の当たりにした」と指摘。米連邦航空局(FAA)とブラジル民間航空監督庁(ANAC)の承認を受け、「MAX機の運航再開に十分な自信がある」と強調した。
一方、復活の「ボーイング737MAX」早速受注! 欧LCCのライアンエアが「737 8-200」を75機。
アメリカの航空機メーカー、ボーイングは現地時間2020年12月3日(木)、ヨーロッパに拠点をもつ世界有数の巨大LCC(格安航空会社)ライアンエアから、「ボーイング737MAX」を75機追加でオーダーを受けたと発表しました。
「737MAX」は、ボーイング737シリーズの最新モデルで、胴体長にあわせて数種類の型式があります。
ライアンエアは「737MAX」の「ローンチカスタマー(初期発注会社)」です。今回発注されるのは、737-8の大容量バージョン「737 8-200」。197席を設置可能で、収益の可能性を高め、以前のモデルと比べて燃料消費量を約16%削減できるとのことです。
ライアンエアーは、今回の「737MAX」の導入を、新型コロナのワクチン開発後の航空需要を見込んだもの、といった趣旨のコメントをしています。
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