16日発足される菅内閣の全容がほぼ決まった。幹事長は二階先生、財務相は麻生副総理が兼任、外相は茂木外相で変わらずだ。
大きな変更としては河野防衛相が外れて河野総務相になることと、新しく岸信夫氏が防衛相に就任することかな。名字は違うが安倍元首相の実弟だ。
自民党の菅義偉総裁(官房長官)は15日、新内閣発足に向けて人選を進めた。官房長官には加藤勝信厚生労働相(64歳)を起用する方向で調整している。安倍政権を中枢で支えてきた麻生太郎副総理兼財務相(79歳)は再任する見通しだ。
加藤氏は3年近く菅氏のもとで官房副長官を務め、現在は厚労相として新型コロナウイルスの対応にあたっている。麻生氏は第2次安倍内閣発足以降、菅氏とともに閣内で安倍首相を支えており、安倍政権の路線を継承し、安定した政権運営を行うには再任が必要だと判断した。
閣僚では、茂木敏充外相(64歳)、公明党の赤羽一嘉国土交通相(62歳)、武田良太国家公安委員長(52歳)、橋本聖子五輪相(55歳)は再任の方向だ。加藤氏の後任の厚労相には、石破派の田村憲久・元厚労相(55歳)の再登板が有力だ。
二階派の平沢勝栄党広報本部長(75歳)、石原派の坂本哲志衆院議員(69歳)の初入閣が取りざたされている。岸田派の上川陽子・元法相(67歳)の再入閣も調整中だ。
菅氏は16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。
一方、15日午後の臨時総務会では党役員人事を決定する。党四役は二階俊博幹事長(81歳)が続投し、総務会長に佐藤勉・元総務相(68歳)、政調会長に下村博文選挙対策委員長(66歳)、選挙対策委員長に山口泰明組織運動本部長(71歳)をそれぞれ充てる。森山裕国会対策委員長(75歳)は続投する。
山口氏の後任の組織運動本部長には小野寺五典・元防衛相(60歳)、広報本部長には丸川珠代・元五輪相(49歳)が起用される。幹事長代行には野田聖子・元総務相(60歳)を充て、二階氏側近の林幹雄幹事長代理(73歳)は続投する。
また、官僚トップとなる事務の杉田和博官房副長官(79歳)と北村滋国家安全保障局長(63歳)は続投する方向だ。
自民四役(敬称略)
▼幹事長
二階俊博 81歳
和歌山3区。運輸相、経済産業相、党総務会長。中大。当選12回。(二階派)
▼総務会長
佐藤勉 68歳
栃木4区。国家公安委員長、総務相、党国会対策委員長。日大。当選8回。(麻生派)
▼政調会長
下村博文 66歳
東京11区。文部科学相、党憲法改正推進本部長、党選対委員長。早大。当選8回。(細田派)
▼選挙対策委員長
山口泰明 71歳
埼玉10区。内閣府副大臣、衆院外務委員長、党組織運動本部長。日大。当選7回。(竹下派)
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