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ロシアのコロナワクチンに疑念は、治験未完で発表

 ロシアが11日、新型コロナウイルスに対する「持続可能な免疫」を作る世界初のワクチンを開発したと発表したことを受け、その効果について懐疑的な見方が広がっている。


ワクチンは、1950年代に旧ソ連が打ち上げた人工衛星にちなみ、「スプートニク(Sputnik)」と命名された。同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ワクチンは安全であり、自身の娘の一人が接種したと説明している。


ただ、ロシア保健省によると治験は完了しておらず、2000人以上を対象とした最終段階は12日に始まる予定。欧米の科学者らはロシアのワクチン開発の速さを懸念し、開発者らが手順の一部を省略している可能性を示唆していた。


世界保健機関(WHO)のタリク・ヤシャレビチ(Tarik Jasarevic)報道官は、ロシア保健当局と「緊密な連絡」を取り合っているとしつつも、ワクチンはWHOの承認を得る段階にはないとの見解を表明。ドイツ保健省の報道官は新聞社グループ「RND」に対し、「ロシアのワクチンの品質、有効性、安全性に関する既知のデータはない」と指摘した上で、「患者の安全が最優先だ」と述べた。


ロシアは9月にワクチンの生産を開始し、医療従事者への接種を始めたい意向だ。開発を援助した政府系ファンド(SWF)「ロシア直接投資基金(RDIF)」のキリル・ドミトリエフ(Kirill Dmitriev)最高経営責任者(CEO)は、ワクチンに関する疑念について、「組織化され慎重に画策されたメディアによる攻撃」の一環であり、ロシアの「信用を傷つける」狙いがあると指摘。ワクチンは既に20か国から10億回分以上の予約注文を受けていると明らかにした。


11日の米国株式市場の動きをみると、ロシア政府が世界初のコロナワクチンを承認したと伝わり、これが好感されてダウ平均は360ドルあまり上げる場面があった。しかし、結果は104ドル安となった。ハイテク主体の利益確定売りに押された面もあったが、ロシアが開発した世界初とされる新型ワクチンの効果に対して懐疑的な見方が出たことで、期待感が後退した面もあったのではなかろうか。ワクチン開発は進めてほしいものの、安全性のみならずその効果をしっかり確認してからにしてほしい。


仮にちゃんとした国でワクチンの承認が取れたとしても、十分な安全性実績が示される前は、正直積極的に受けたくない気もする。


特に若い人は、コロナでの健康リスクと、ワクチンの安全性のリスクのバランスがはっきりするまでは慎重になった方がいいと思う。

ロシアのコロナワクチンに疑念は、治験未完で発表 ロシアのコロナワクチンに疑念は、治験未完で発表 Reviewed by RichKid on 8月 12, 2020 Rating: 5

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