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日本が南シナ海への介入を示唆!米中軍事衝突の可能性はあれ避けられな

 日本はベトナムに哨戒艇6隻を支援することにしたことで、南シナ海領有権紛争への本格介入を示唆した。中国の勢力強化をけん制しようとする意図だとみられる。


11日 香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は共同通信の内容を引用し、日本の国際協力機構(JICA)が先月28日にハノイでベトナム政府と360億円規模の哨戒艇の借款契約を締結したと報道した。


JICAは声明を通じて「今回の事業はベトナム海岸警備隊に資金を支援し、海上救助および海洋法の執行を改善するのに目的がある」とし「これとともに、自由で開放されたインド太平洋航海実現にも貢献するものだ」と伝えた。


このことには、最近 中国政府の船舶が警告射撃を加え、ベトナムの排他的経済水域内の石油と天然ガス開発を妨害しているという報道が出ている中、中国を狙ったものだという意図がみられる。


一方、香港メディアは米中衝突の可能性を警告する。「明報」は最近、米中両国が軍事的に衝突する唯一の戦場として台湾ではなく南シナ海を挙げた。先週、時事誌「亜洲週刊」は米中の南シナ海衝突をカバーストーリーで扱った。米国がスカボロー礁(中国名・黄岩礁)を奇襲攻撃する可能性が最も高いが、滑走路が建設されたミスチーフ礁(美済礁)、スビ礁 (渚碧礁)、ファイアリー・クロス礁(永暑礁)を打撃する可能性もあると予想した。南シナ海をめぐり感知される米中両国の尋常でない雰囲気をそのまま伝えた。


◆中国、一方的に南シナ海統制


米国と中国が南シナ海で対立する理由は地政学的な重要性のためだ。中国にとって南シナ海は本土防御だけでなく台湾独立を牽制し、さらに対外的に影響力を拡大するうえで重要な戦略的拠点だ。中国がこの海域を統制すれば、フィリピンと台湾の間のバシー海峡を越えて西太平洋に進出し、日本とグアムなど米軍基地に脅威を与え、一帯一路(陸・海上シルクロード)構想に基づいて建設される海上シルクロードに沿って軍事力を投射できる。南シナ海海域への米軍の接近を阻止し、軍事活動を拒否することで、海洋を基盤とする米国の世界戦略を妨害できる。


したがって中国は南シナ海を統制しようと2013年末から自国が占領した7つの暗礁および岩島を埋め立てて人工島を建設した。2016年から武器と装備を配備し、人工島を軍事拠点化している。面積が大きいミスチーフ礁、スビ礁 、ファイアリー・クロス礁には約3キロの滑走路と20余りの格納庫を建設し、レーダー・通信施設・対空および対艦ミサイル・指揮所・弾薬貯蔵庫などを設置した。面積が小さいジョンソン南礁(赤瓜礁)、ガベン礁(南薫礁)、クアテロン礁(華陽礁)、ヒューズ礁(東門礁)にはレーダー・通信施設・対空砲・灯台などを設置した。2018年からはこの島に海洋警察を配置し、南沙諸島海域を定期的に巡視している。


2016年7月、オランダ・ハーグの国際常設仲裁裁判所は中国の9段線領有権主張に対し、歴史的・法的根拠が成立せず、したがって中国の人工島建設は国連海洋法違反であり、直ちに撤去すべきという判決を出した。中国は反発した。南シナ海に対する主権を放棄しないという声明を発表した。むしろこうした判定が出た後、人工島への武器配備を加速させた。ベトナムの排他的経済水域(EEZ)内の石油採掘を妨害し、パグアサ島(中業島)海域へのフィリピン漁船の接近を遮断するなど高圧的な行動を見せている。


米国は中国の南シナ海人工島建設および軍事力配備に断固対応せざるを得ない。中国が南シナ海領有権を既成事実化して海域を統制する場合、東南アジア国家は中国の強圧に屈するしかなく、この地域に対する米国の影響力は弱まる。中国を牽制するため日本・オーストラリア・インドと連携する「インド太平洋戦略(Indo-Pacific Strategy)」も座礁する。何よりも国際法を無視した中国の行動を容認する場合、米国主導の従来の国際秩序は危機に直面する。


◆米国、「航行の自由作戦」強化


米国は中国の人工島建設に対応し、2015年5月から「航行の自由作戦(FONOP)」に入った。国連海洋法に明示された航行の自由条項を根拠に米偵察機・爆撃機・艦艇を投入して人工島近隣の海域を航行することで、人工島の領海およびEEZに対する権利はもちろん、中国の領有権主張を認めないという意志を明らかにした。にもかかわらず中国が仲裁裁判所の判決に従わず人工島の軍事化を続けると、米国はFONOPの回数を増やし、海・空軍の訓練を定例化して対応の強度を高めている。


しかし米国が中国の南シナ海軍事化を阻止するには力不足だ。中国との軍事的衝突を覚悟しない限りFONOPと軍事訓練だけで人工島建設を物理的に阻止したり武器の配備を防いだりすることはできない。さらにASEAN国家は中国が提供する経済的支援を受けるため、中国の不法行為に反対する声を出すことができない。フィリピンは米国の同盟国だが、むしろ親中政策に傾いて中国牽制に参加していない。こうした状況で中国は南シナ海に「不可侵空母」格の海上軍事基地完成に進んでいる。


◆海洋覇権を争う米中の衝突は不可避


今後、米国は南シナ海問題に対して軍事介入の程度を高めると予想される。これまで貿易戦争や台湾カードなどソフトな処方では効果を得られなかった。中国に時間だけを与えた。今後、米国はハードパワーを中心に対応することになるだろう。ベトナムおよびフィリピンとの軍事協力を強化し、これらの国の港と基地に軍事力を配備し、中国の南シナ海軍事活動に圧力を加える可能性がある。中国が米国の圧力に負担を感じて領有権主張を保留し、人工島の非武装化を約束すれば、米中の戦略競争はしばらく落ち着くだろう。逆に中国が南シナ海の人工島に軍用機を配備し、防空識別圏とEEZを宣言すれば、米国はさらに踏み込んだ措置を取らざるを得ない。


南シナ海での米中戦略競争は、南シナ海の海洋統制権を確保しようとする中国と、これを阻止しようとする米国の対決だ。国際法を無視して南シナ海領有権を確保しようとする中国と、国際法の枠内で南シナ海問題を解決しようとする米国の対立だ。さらに従来の秩序を拒否して新しい国際秩序を構築しようとする中国と、従来の秩序に中国を順応させようとする米国の葛藤だ。南シナ海での米中競争は海洋覇権、さらにはインド太平洋覇権を争うものだ。どちらも譲歩したり退いたりはしないだろう。結局、米中間の軍事的衝突は偶発的であれ意図的であれ避けられないとみられる。

日本が南シナ海への介入を示唆!米中軍事衝突の可能性はあれ避けられな 日本が南シナ海への介入を示唆!米中軍事衝突の可能性はあれ避けられな Reviewed by RichKid on 8月 12, 2020 Rating: 5

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