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熊本で13人不明、熊本・球磨川にかかる鉄骨造りの橋流失

熊本県では4日未明から降り続いた大雨の影響で、県南部を中心に各地で土砂崩れが発生し、1級河川の球磨川が氾濫した。県によると、午前10時現在、芦北町と津奈木町で少なくとも13人の安否が不明という。

同県は5段階の警戒レベルで最も高い「レベル5」に当たり、災害が発生していることを示す「災害発生情報」を芦北町など4自治体1万6127世帯3万8615人に出した。この他、同県と鹿児島県では一時、計11自治体の9万2233世帯に避難指示、計11自治体の8万4992世帯に避難勧告が出た。

熊本県によると、芦北町田川地区では土砂崩れで民家が流失し、10人程度が行方不明に。女島地区では土砂崩れが民家に流れ込み、80代の女性1人を救出したが、この他に2人が行方不明になっているという。

また、同町の滝ノ上地区では住宅8棟が流されたとの情報もある。同町伏木氏地区では冠水により複数の住宅で避難ができず、同町吉尾地区では屋根の上で救助を待っている人が複数いるという。県警芦北署などによると、芦北町内では土砂崩れの発生に関する通報が20件以上寄せられている。同町小田浦地区でも土砂崩れが発生し、2人の安否が不明だという。

津奈木町役場によると、4日午前5時40分ごろ、同町福浜の平国地区の住民から「家が土砂崩れでつぶされている」と通報があった。この家に住む80代夫婦と50代の息子の計3人が土砂に生き埋めとなった。2人の容体や安否は不明だが、同地区では土砂崩れで埋まった住宅から救助された2人が心肺停止状態との情報がある。

水俣芦北広域行政事務組合消防本部(熊本県水俣市)によると、4日午前3時40分ごろ、同県芦北町女島地区で土砂崩れが発生し、住民から「住宅に1人生き埋めになっている」と119番があった。就寝中だった80代女性が自宅に流れ込んだ土砂に巻き込まれたが、消防隊員が救出して病院に搬送した。女性は意識があり、会話ができる状態だったという。このほか、女島地区ではもう1人女性が不明になっているという情報もある。

国土交通省八代河川国道事務所(同県八代市)によると、県南部を流れる球磨川の球磨村小川合流点で4日午前5時20分ごろ、水位が11.11メートル(氾濫危険水位8.7メートル)に達し氾濫を確認した。人吉市内でも氾濫しているという。熊本県は貯水容量を超える恐れがあるとして球磨川上流の県営市房ダム(水上村)の緊急放流を予定していたが、雨が弱まるとみて見合わせた。

国土交通省八代河川国道事務所は4日、熊本県八代市坂本町の球磨川にかかる深水橋(長さ154・9メートル)が、川の氾濫(はんらん)で流されたことを確認したと明らかにした。

橋は1966年3月に完成した鉄骨造りで、熊本県が管理している。同事務所によると、橋は川の水につかっている状態で、流されたのが橋全体か一部かは不明だという。

大雨の影響で交通の足にも乱れが生じた。JR九州によると、九州新幹線の熊本―鹿児島中央間、在来線の鹿児島線川内―鹿児島中央間▽日豊線南宮崎―鹿児島間▽肥薩線全線――などがいずれも始発から運転を見合わせた。高速道路も九州道や東九州道、宮崎道などで通行止めが相次いだ。

熊本で13人不明、熊本・球磨川にかかる鉄骨造りの橋流失 熊本で13人不明、熊本・球磨川にかかる鉄骨造りの橋流失 Reviewed by RichKid on 7月 04, 2020 Rating: 5

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