性能も価格もスタイルも気軽に買って乗れる車では無い。乗る人を選ぶ市民のための車の意味の名前とは別次元に行ってしまった感じ。でも良い車なのは間違いない。
予約開始4分で完売!? シビックタイプRの軽量版は何がスゴイ?
2020年2月20日にホンダは、「シビックタイプR」をベースに軽さと速さをさらに研ぎ澄ました限定車「リミテッドエディション」を公開。日本をはじめ、欧州、北米、オーストラリアなど全世界で約1000台、日本では200台限定で2020年秋に発売予定とされています。
今回、各国に先立ち、カナダで2020年5月28日に限定100台が販売されましたが、ホンダのカナダ法人は「予約開始から4分で完売」とアナウンスしました。
価格も明らかになっていないにも関わらず、数分で完売したリミテッドエディションとは、どのようなモデルなのでしょうか。
今回、カナダで先行予約が開始された「リミテッドエディション」には、かつてのタイプRを想起させるサンライトイエローIIのボディカラーを採用。通常仕様のタイプRには設定されていないことから、大きな注目が集まっていました。
新たに設定される新色のサンライトイエローIIは、1990年代のシビックタイプRや「インテグラタイプR」に用いられていたサンライトイエローの復刻カラーです。また、ルーフとドアミラーキャップ、インテークカバーをブラック化することで、スポーティで精悍な印象を強調しています。
シビックタイプRの開発責任者である柿沼氏は、ボディカラーについて次のようにコメントしています。
「今回、シビックタイプRというブランドをさらに見つめ直し、軽さと速さを研ぎ澄ませたリミテッドエディションを新たに設定しました。
リミテッドエディションは、1990年代のタイプRを彷彿とさせるサンライトイエローの復刻カラー『サンライトイエローII』とブラックの2トーンカラーを採用し、タイプRの起源を感じられる仕様となっており、タイプRの起源に立ち返り、そこに息づいていた潔さや佇まいを現代によみがえらせました」
リミテッドエディション専用装備としては、BBS製20インチ鍛造アルミホイールとミシュラン製パイロットスポーツ Cup2を採用するほか、リアワイパー、トノカバーなどの装備類を廃止することで、大幅な軽量化を図っています。
また、リアの「CIVIC」エンブレムとシフト付近に装着されるシリアルナンバーのプレートがクロム仕上げになるなど、リミテッドエディションだけの特別感が演出されています。
マイナーチェンジしたシビックタイプRはどう進化?
リミテッドエディションのベースとなるシビックタイプRも2020年夏にマイナーチェンジして発売されます。マイナーチェンジ前と見た目の変化が少ないように感じます、中身は大きく進化しているといいます。
外観デザインでの変更点は、フロントグリルの開口部の面積を従来モデルより+13%拡大。さらには、フロントバンパーとリアバンパーのガーニッシュが変更され、ロー&ワイドなデザインとなりました。
また、グリル開口部の面積拡大によってラジエーターに効率よく風を送り込めるような形状に変更しつつも、フロントダウンフォースが減少するのを防ぐために、フロントエアスポイラーの形状や剛性などをチューニングし、マイナーチェンジ前と同等以上のダウンフォースレベルを確保しています。
内装部分では、シフトノブの形状が、これまでの丸型からティアドロップ型に変更されました。
丸型のシフトノブは2007年からタイプRに採用された伝統あるパーツでしたが、今回のマイナーチェンジでは細長い形状にすることで、手になじみやすく操作性が向上。加えて、ノブの内部にカウンターウェイトを埋め込み、トランスミッション側の操作荷重とノブ側の操作荷重のバランスの最適化が図られています。
また、ハンドルの表皮には、ホンダ初となるアルカンターラ素材が採用されました。アルカンターラは生地が薄く、そのままではグリップ径が細くなってしまうため、裏地を二枚重ねしてグリップ径を維持しました。
安全装備面では、シビックタイプRのベースとなる「シビックハッチバック」には安全運転支援システムのホンダセンシングが搭載されていましたが、新たにシビックタイプRにも採用された形です。
中身が大きく進化したシビックタイプRとその特別モデルとなるリミテッドエディション。クルマ好きとしては、登場が待ち遠しい2台となりそうです。
ホンダ「シビックタイプR」軽量版 の限定100台が4分で完売
Reviewed by RichKid
on
6月 12, 2020
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