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2019年に世界で最も売れたクルマ10選!半数以上を日本車が占める

世界で多く売れたクルマを見ると様々なことがわかる。2019年に世界で最も多く売れた10台のクルマを振り返ってみると、様々なことがわかってくる。

世界のある地域ではクルマの販売台数が成長を続ける一方、別の地域ではこれまで多く売れていたモデルが販売台数を減らしている。

そしてそのトップに君臨するモデルはさらに販売台数を伸ばし、自動車の歴史に新たな記録を刻もうとしている。

今回ご紹介する10台の中には、日本や英国の読者には馴染みのない車名も含まれているだろう。

しかし、ある地域で非常に多く売れているクルマが、世界全体で見てもかなりの台数を占めることになるという事実をわかっていただけるに違いない。

それでは2019年に世界で最も多く売れたクルマを、10位から見ていこう。

データは300を超える公式発表を基に情報を収集・整理したグローバル・オート・データベースの数字を参照にしている。

10位 フォルクスワーゲン・ポロ 72万4508台

フォルクスワーゲン・ポロは、トップ10台のベストセラー車の中で最も大きく売上を落とした。2019年の販売台数は、前年比14.1%も減少。これによって2018年の8位から、2019年は10位まで順位を下げた。

2017年から2018年にかけて大幅に販売台数を増やしたポロが、わずか1年でこれほど落ち込むとは、フォルクスワーゲンにとってにわかに受け入れがたい事態だろう。

2019年のポロは何がいけなかったのだろうか? 大きな原因は見当たらないものの、コンパクトSUVの流行がポロの販売に影響したことは確かだろう。

また、南アフリカなどポロの売上の多くを占める地域で、まだ旧型が販売され続けていることも一因と考えられる。

9位 日産シルフィー 72万9218台

日産シルフィーは、いくつかの国ではセントラという車名で販売されている。さらに多くの地域では、まったく販売されていない。にもかかわらず、アジアでの高い人気によって2019年もトップ10入りを果たした。

ただし、販売台数は2018年から8.6%減少しており、フォルクスワーゲン・ポロよりわずか5000台ほど多いだけだ。

しかし、2019年中頃には新型にモデルチェンジしたため、2020年にはさらなる増加が期待できそうだ。

8位 ダッジ・ラム 75万4172台

2019年にダッジ・ラムは前年比17.6%も売上を伸ばし、親会社のFCAに対し胸を張ることができた。

しかし、販売台数は増えたものの、ライバルのフォードFシリーズには30万台も差をつけられている。

だが、ダッジにとって良い報せは、トップ10台の世界ベストセラー車のうち、ラムが最も大きな成長率を記録したことだ。

これは2019年にラムの新型が導入され、(フォードと同様に)顧客の99%を占める米国で歓迎されたためである。

7位 日産エクストレイル 76万1081台

日産エクストレイルは、依然として多くの市場で最も人気が高いSUVだ。また、日産はそれらの市場に合わせ、仕様の異なる様々なモデルを投入している。

この販売台数は、それらをすべて合計したものである。しかし、2019年は前年比13.3%も減少しているので、もし2020年もトップ10に留まろうとするならば、日産は難しい仕事に挑まなければならない。

日産のとってわずかな慰めとなるのは、発表から既にかなりの時間が過ぎているエクストレイルが、順位で1つ上のフォルクスワーゲン・ティグアンと比べて、1万台も差をつけられていないことだろう。

6位 フォルクスワーゲン・ティグアン 77万84台

フォルクスワーゲン・ティグアンの2019年の世界販売台数は、前年比4.2%ダウンだった。2018年から約3万4000台ほど減ったことになる。

これまで非常に堅調だった欧州の国々やロシアで前年より販売を落としたことがその一因だ。

ティグアンにとって良い報せは、それでも依然として単一モデルとしてはフォルクスワーゲンで最も売れているということだ。このSUVはポロより4万5000台、ゴルフより13万台も多く売れたのだ。

5位 ホンダ・シビック 81万7902台

スモール・ハッチバック・セグメントでトヨタ・カローラに迫る唯一のライバルと言えるのが、ホンダ・シビックだ。2019年はわずかな逆風に遭い、前年比1.9%と少しだけダウンした。

それでも世界的な市場では依然として強く、このクラスでシビックより売れているクルマはカローラのみ。20以内に入ったもう1台のフォルクスワーゲン・ゴルフは13位と、大きく引き離されている。

2019年に販売されたシビックの台数は、2018年より約1万6000台ほど少ない。ホンダ全体の売り上げから見れば、大した数ではない。しかし、強敵カローラにこれ以上、差を付けられたくないとホンダは思っているに違いない。

4位 ホンダCR-V 82万3237台

ホンダCR-Vの売れ行きは、世界的にSUVの販売が伸びている証拠の1つを示している。

2019年の販売台数は前年比12%アップ。2018年の7位から4位にまで順位を上げた。

フォルクスワーゲン・ティグアンより5万台も多く売れたことが、CR-Vの人気を表していると言えるだろう。

まだトヨタRAV4の圧倒的な販売実績には届かないものの、CR-Vのモデルチェンジが行われた2018年から、大幅に増えた2019年の販売実績は、ホンダの自信を証明することになった。

3位 トヨタRAV4 96万1918台

トヨタRAV4の2019年における世界販売台数は、もう少しで100万台に届きそうだった。大台まであと4万台以下。2位のフォードFシリーズまであと11万台以下というところにまで迫っている。

前年の16%も増加した2019年の販売実績に、トヨタはさらに勢いづけられるに違いない。

RAV4の販売台数が100万台に届かなかったのは、その重要な市場である中国で、新型の導入が遅れたからだ。

同国における新型の発売が反映される2020年は、おそらく新型コロナウイルス流行の影響も最小限に留めることができるだろう。

2位 フォードFシリーズ 107万348台

2019年の販売台数が100万台を越えたのは、トヨタ・カローラとフォードFシリーズだけだ。Fシリーズの販売台数は2018年と比べると1.7%ほど落ち込んだものの、3年連続で100万台を越えたことで、フォードは胸をなでおろしたに違いない。

その代表的モデルといえばF-150だが、他にも写真のF-250キングランチなど、より大型のモデルもシリーズにはいくつか含まれる。

フォードにとって気がかりなのは、Fシリーズの販売の99%が米国とカナダという北米市場に依存していることだ。この地域で新型コロナウイルス感染拡大の影響が深刻化すれば、2020年は後ろから迫るトヨタRAV4に2位の座を明け渡すことになるかもしれない。

1位 トヨタ・カローラ 148万2932台

2019年はトヨタ・カローラにとって良い年だった。全タイプ合計の販売台数は前年を上回り、世界で最も多く売れたクルマの地位を確実なものとした。

しかも、他のクルマに大差をつけての1位である。わずかとはいえ前年を下回ったフォードFシリーズに対し、販売を増やしたカローラは4万台以上も引き離すことができた。

新型カローラのシャープなルックスと高級感を増したインテリアは、世界中で歓迎された。これまでオーリスという車名で販売されていたいくつかの地域で、モデルチェンジを機にカローラという名前に統一されたことも追い風となった。

また、中国という巨大な市場を席巻したことも大きい。さらに言えば、今回のトップ5に入ったクルマの中で、カローラは唯一、世界の5大陸すべてで生産されているのだ。

1966年に初代が発売されたトヨタ・カローラは、まもなく累計生産台数50万台を達成しようとしている。

世界ベストセラー車の地位は、ますます揺るぎないものとなるだろう。まさに世界を股に、いや4輪にかけたクルマである。
2019年に世界で最も売れたクルマ10選!半数以上を日本車が占める 2019年に世界で最も売れたクルマ10選!半数以上を日本車が占める Reviewed by RichKid on 5月 21, 2020 Rating: 5

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